自宅鯖について
はじめに
この記事は、大阪工業大学 Advent Calendar 2021の11日目の記事です。
今回は私が自宅で動かしてるサーバーについて書きました。
皆さんは自宅でサーバーを動かしてますか?
レンタルサーバーやVPS,クラウドサービスが充実している
昨今では自宅サーバーのメリットはあまり大きく無いかもしれません。
しかしながら、サーバーが家にあると、ちょっと嫌なことがあっても「まあ家に帰ればサーバーあるしな」 ってなるし仕事でむかつく人に会っても「そんな口きいていいのか? 私は自宅でサーバーとよろしくやってる身だぞ」ってなれる。 戦闘力を求められる現代社会においてサーバーと同棲することは有効だと言えるでしょう (知らんけど)
下の写真が実際のサーバーです。
きっかけ
全ての始まりは今年の5月〜6月頃に危険な遊び(ヤフオク)を初めたのが原因でした。
ちょうどその頃にNASが欲しいと考えており、どうせならRAID機能付きが良いなと思い探すもの
のRAID機能付きのNASは割とお値段がします。
そこで、サーバー機ならRAID機能付きのが有るんじゃ無いかと思いヤフオクで探して見ると
中古品が沢山出回っていました。
これらは大体ちゃんと動く上に性能の割には値段が安いものが多いです。
そして、1台目になるProliant DL320eを買ってしましました。
my new gear… pic.twitter.com/wnj0Lwcz5p
— あおけん︎︎︎︎ (@_aoken) June 9, 2021
また、住んでるアパートがNuro for マンションに対応していたので高速な回線と グローバルIPを目当てに、このタイミングで光回線を引きました。 ついでにルータなんかも買いました。
その後暫くは、身内向けにゲームの鯖を建てたりして遊んでいましたが10月頃に 鯖を買い足したい発作に襲われてしまいL2スイッチと2台目になるProliant DL20を購入しました。
鯖++;テプラに味を感じる pic.twitter.com/FaI5XqnwhS
— あおけん︎︎︎︎ (@_aoken) October 5, 2021
この頃にホームセンターでメタルラックを買ってきて組み立て見ると2台だと寂しいなと思い、 更にもう1台Proliant DL20を買い足してしまいます。
アッ…(落とせんやろと思って適当に入札したら落札してしまった…) pic.twitter.com/nt0K57M1Ux
— あおけん︎︎︎︎ (@_aoken) October 17, 2021
その後は気がついたらもうProliant DL20が1台増えてました。不思議ですね。
暖房ちゃんです pic.twitter.com/9kZGMzwDAl
— あおけん︎︎︎︎ (@_aoken) November 7, 2021
6月にサーバーを買ってしまったばっかりに、こんなことになりここ数ヶ月は家計が火の車です.
もう二度とヤフオクはしません。
メリット・デメリット
クラウドやVPSと比較した際に自宅にラックサーバーを置くメリット・デメリットとしては
メリット
- VPSやクラウドサービスと比較して性能あたりのコスパがいい
- 暖房になる
- 楽しい(たいせつ)
上から、VPSなどと同じ性能を値段で比較すると初期投資と電気代を足しても 自宅でサーバーを動かす方がかなりコスパが良いです。ただ、そんなにサーバーの性能が必要に なるかというと怪しいものはあります。
次に、サーバーの排熱で部屋が温まります(要検証) 夏場はデメリットになってしまいますね。
最後にこれが1番大切なんですが楽しいことです。 私は部屋で並んだ計算機が動いてスイッチやディスクの書き込みランプが光ってるのを みてるだけで楽しいです。
デメリット
- 可用性が低い
- うるさい
- 電気代がかかる
上から、自宅で動かすと言う性質上、停電・ハードウェアの故障などなどクラウドと比べると可用性が低くなってしまう場合が多いと思います。
次に騒音です。これが個人的には1番大きなデメリットなのですがラックサーバーはファンが大きく出来ないのもあって ファンの音がかなりうるさいです。私が使ってるProliantは比較的ファン音が小さいらしいですが、慣れるまではそこそこ騒音が気になりました。
最後に電気代です。これは仕方無いのですが電気代がかかってしまいます。現状サーバー4機合わせて大体200Wで動いてるので 月額2000円ほどかかってるんじゃないかと思います。
構成
自宅LANの物理的な構成は以下の図の感じです。回線に関してはNuro光を使っており、NuroではグローバルIPが振られるため外部から自宅のサーバーにアクセス出来ます。
また、NuroはグローバルなIPが振られますが動的なアドレスなのでIPが変わってしまう恐れがあります。
そこでドメインを取得し、DDNSを利用することでアドレスが変わってもドメインでアクセス出来ます。
以下のアドレスにアクセスすると実際に私の家のサーバーで動いているApacheがリクエスを処理してくれます。
http://cycloaoken.net
運用
現在、サーバーの用途としてはマイクラやfactorio、httpサーバーやTwitterのBotを動かしていたり、開発用のVMやWindowsServerのVM、NAS用のVMなどが稼働してます。 今後はこの記事のホスト先を自宅のサーバーに移動したり、せっかく複数台有るのでk8sで遊んでみたり、他にも何か適当なサービスを作って動かしたいと思っています。 また、ネットワークの構築に関しては何もわかってないので勉強してやり直したいです。
もしサーバーを買うなら
重たい処理をしないならまずはラズパイやミニPCとかから始めるのが良いんじゃ無いでしょうか。 性能が足りないようなら普通のデスクトップPCや タワー型のサーバーに手を出してみて、満足出来なければラックサーバーを買いましょう。
まとめ
よいサーバーライフを!